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pi electron

π電子
名詞
複数形: pi electrons

pi electronは、主に有機化学や量子化学の文脈で使用される専門用語です。通常の単結合に見られるsigma electron(σ電子)が原子核を結ぶ軸上に集中しているのに対し、pi electronは結合軸の上下に分布しており、より高いエネルギー状態にあります。この特性により、化学反応において攻撃を受けやすく、反応性の高い部位を形成します。

非局在化と安定性

特にベンゼンなどの芳香族化合物において、pi electronは特定の結合に固定されず、環全体に広がって分布する非局在化という現象を起こします。これにより、分子全体のエネルギーが低下し、非常に安定した構造となります。この概念は、共鳴構造や芳香族性を理解する上で不可欠な要素です。

σ電子との対比

sigma electron:単結合を形成し、結合軸上に電子密度が集中している。非常に強固な結合を作る。
pi electron:二重結合や三重結合の二本目以降の結合を形成し、軸の外側に分布している。光化学反応や親電子置換反応などの化学反応に深く関与する。

意味

名詞π電子

π軌道を占有する電子であり、通常はp軌道が側面で重なり合って形成される軌道を持つ二重結合や三重結合に見られること

The stability of benzene is attributed to the delocalization of its pi electrons across the ring.

ベンゼンの安定性は、環全体にわたるπ電子の非局在化に起因する。

関連語

Last Updated: July 10, 2026Report an Error